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「城山公園・第二グランド編・蟻高懐古」_10

車道の途中に市街地を見下ろすように建つ増田甲子七像。あの頃は周りの樹木がここまで繁茂しておらず、銅像の存在が目立った。莫迦な高校生だったので大臣までやった有名な政治家であることなど知る由も無く、「かねしち」の名前すら読めなかった覚えがあり「どこの爺さんだ」程度にしか思わなかった。

この角度から見ると銅像が市街地を見下ろす場所にあることが良く判る。増田氏は運輸大臣、労働大臣、建設大事など歴任したが、自宅の火災で非業の最期を遂げた。

<つづく>

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